1 院長について
1996年に日本歯科大学を卒業。臨床研修医(前期に小児歯科 と 後期に歯科麻酔全身管理科を選択)を経て、同大学の大学院に進学(小児歯科専攻)しました。
大学院卒業後には大学附属病院にて医員として勤務。小児・矯正歯科を主務に、ハイリスク診療センター と 一般歯科 を兼任。臨床、研究、学生教育に従事し、通常の歯科治療(紹介患者様を含む)だけでなく、様々な小児・有病者・障害者・歯科治療に恐怖心が強い方などに対して、鎮静法や全身麻酔下での処置などを含めて 大学附属病院やリハビリテーションセンターでの診療を経験する機会にも恵まれました。そして小児歯科学会専門医を取得することもできました。
大学を退職後は大学院の先輩の医院に勤務し様々な勉強をさせていただきました。当クリニックと同様に 駅近や商業施設内などではなく、駅から少し離れた住宅街での個人開業医(ユニット4台とカウンセリングルーム完備) での業務経験ができたことは、現在につながる貴重な経験となりました。
その後に 縁あって亀田総合病院にお声かけいただきまして、医長として勤務し、診療だけでなく、臨床研修医の指導(指導医の資格も取得)をする機会もいただきました。また自分のクリニックの開業前まで、関連病院の分院長も努めさせていただきました。多くの症例を経験できたことなどなど、自分自身の業務スタイルを確立できたように思います。
2 歯科について
元の専攻は 小児歯科 です。人間のライフサイクルにおける歯科の位置づけとして、小児歯科という「成長発育期」の歯科的対応(全身状態や心理的要素も含め)を学ぶことで、その後の成人期である「維持期」、さらには機能低下や全身状態の変化が否めない「老齢期」、「減退期」と それぞれを整理・関連した思考で業務できるようになったことは財産です。加えて、障害者の患者さんや全身疾患との関連に注意を要する患者さんなどの歯科治療も経験できました。個人開業医のような一次医療機関で行えること と 紹介を要するような一次医療機関では対応困難であったり・対応すべきではない事を整理する事は、患者さんとその関係者にとっても重要です。
コミュニケーションについても、生理学・心理学的な知識と日々の業務を行う上でのコミュニケーションスキル、そして人と接するサービス業としてのスキルとを様々な環境で学ぶことができました。
これまでに そして 今後も 日々 知識をアップデートしていく中で
* 何故壊れるのか、歪むのか?
* 治療に至るリスクを減らすためにどのように予防を考えるのか?
* 再発を防止する・そのリスクを軽減するために必要な環境整備とは?
* 現状の状態からして、今現在 治療上何が最も優先されるのか? 今やるべきこと、今後の様子によってやるべきこと、一気にではなく段階的にやるべきこと、やるべきではないことは何か?
などなど日々の業務で避けられない検討項目に対処するスキルもアップデートしていきたいと思っています。
そのためにも国家資格を所持する歯科衛生士さんとコミュニケーションを取りながら共に業務をしていきたいのが自分の希望です。
3 業務について
業務は医院により、そして人により様々なやり方があります。それが良いとか悪いとかではありません。違いがあるのは当然ですが、できればそのスタイルが自分自身に合うもの、アジャストできる方が業務しやすいと思います。人と人ですから相性も否めません。
日々の業務をこなすのは大変なことではありますが、できれば流れ作業的な形にならないように人に寄り添う診療をしたいです。衛生士さんにおいても、コミュニケーションを伴わないような医療行為 や ただノルマをこなすだけの毎日に ご自身の歯科衛生士としての価値が釣り合っていないと考える部分があるかもしれません。それが少しでもあれば、歯科医師と歯科衛生士によるプロフェッショナルのみの職場ですので、スキルを発揮していただけるのではないかと思われるます。
見学・面接の際には より詳細な情報もご案内します(例:業務範囲、患者数と層 等など)。
4 施設、設備について
診療室の構成は ユニット3台分のスペースがありますが、設置しているユニットは2台で、Kavo製のものを使用しています(カートタイプと足折れタイプ)。固定式の口腔外バキュームを1台設置。レントゲン室:デジタルレントゲン(モリタ;デンタル、パントモ、セファロ)。洗浄・滅菌コーナー。
その他に、カウンセリングルーム、技工室、待合室、受付スペース、スタッフルームがあります。
レセコンはノーザのワイズスタッフを使用しています。
口腔内写真は院長が撮影しています。
* まだマイクロスコープ、CT、IOS環境は導入できておりません。
5 その他
* 早出・残業はありません。遅刻せず出勤いただき、業務終了次第 帰宅となります。
* お昼休憩は 午後の診療開始に支障がない範囲で ご自由にとっていただいております。電話番などの役割もありません。近隣の方は一時帰宅することも可能です。
* 業者さんの対応も基本的には院長が対応します(一部 ご協力いただくことはあります)。
* 歯科医師会に所属していないので、休日当番医を担当していません。学校健診も担当していません。
* 出張や出向はありません。食事会などイベントも基本ありません。
* 勉強会も基本ありませんし、学習を強要しません。必要な知識や技術の指導は行いますし、学習の協力はしますが、基本的にはプロとしてご自身での対策をなさって下さい。仕事に真面目でさえあれば問題ありません。
* 最小人数で業務している医院ですので、時間にルーズな方、ご自身のコンディションを維持できない方、一般的なマナースキルに欠ける方は採用できません。